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百万遍の手づくり市(10月15日)

どうも、井上でございます。
昨日はどういうわけか深夜に帰宅後、一人で酒を飲み始め、赤ワインを一本空けた後、めんどくさくなってウィスキーを湯呑みで飲んだ×2…というところから、記憶が途切れ、気がついたらベッドで寝てました…
おや…
妙にすっきりした目覚め…
おや……

そんでまあ、そんなすっきりした気持ちのまま、解説に参りたいと思います。



植物:ハオルチア
鉢:染付飯茶碗(大正時代)

このハオルチアを見つけた時、完全に「宝物のやつや…!」と思いました。
魔法とか使えるやつや…!
これ完全におとぎ話で探しに行くやつやん…!
ゲット。
なんかレベル上がったような気がしましたね。
ありがたやありがたや。

この「ハオルチア」という植物ですが、原産地は南アフリカです。
基本的に「乾燥した藪の下など、やや薄暗く、冷涼な場所に好んで生える」という植物です。
葉の上の平らになっている部分は、「窓」や「レンズ」と呼ばれます。
ハオルチアの大きな特徴の一つですが、この部分は透明になっており、そこから体の中に光を取り入れて光合成をします。
そして、あまり強い光は得意ではないということ。
藪の下などで木漏れ日を受けて成長するような植物です。
直射日光の当たるような環境だと、葉の色が茶色や紫がかった色に日焼けします。
なので、室内の明るい場所が向いていると思います。
ちなみに日焼けをしてしまった場合は、場所を移動させてやると1〜2週間で元の色に戻ります。
まさに日焼け。
水やりは相当辛めにした方が姿が崩れにくいんじゃないでしょうか。
月に1度でも大丈夫なんじゃないかと思います。
2週間に一度は多すぎるような気もしますし、気候のいい時分は3〜4週間に一度、これからの寒くなってくる時期はもっと減らしても大丈夫だと思います。
置き場所とあわせて、具合を見てやってください。
なかなかかっこいいやつです。




植物:紫雲丸
鉢:盆栽鉢

井上のお気に入り、フライレア属のサボテン、紫雲丸。
この独特の肌の色がたまらない。
ぶどうのような、宝石のような、絶妙のメタリック感。
そして群生株の端正な美しさ。
いいですね。
とてもいいですね。
大好きです。
球体の植わっているこの鉢も、手に取ってみると金属のような独特の風合いがあって、味わい深いです。
気に入ってもらえてすごくうれしいです。



ちなみにこれは8月の様子。
上賀茂手づくり市に持って行った時に撮ったもの。
こうやって比べてみると、けっこう大きくなったねー。
見てわかるように、頭にふわふわの毛が生えているので、水やりは上からかけるより、鉢ごとボウルか洗面器に浸けるといいと思います。
ちなみにこの画像はつぼみがつく前のもの。



花がついたところはこんな感じです。
綿毛のところからつぼみが出てきて、フライレア属の特徴である黄色の花が咲きます。
が、フライレア属のサボテンは自家受粉をしますので、開かないまま、つぼみの中で受粉して、そのまま種になったりします…
今回私は紫雲丸の「開いた花」を見ていません…
全部、閉鎖花の状態で自家受粉して結実しました…
ちなみに自家受粉してしまうと花は開きません。
ので、「枯れた!」「しおれた!」と思わず、紫雲丸はそういう生態なんだな、と見守ってあげてください。

一番上の画像を見るとわかりますが、花殻の下のふくれた部分が果実です。
完熟するとぽろっと取れます。
案外硬いんですが、ぱちんと指で潰すと、黒い種が出てきます。
フライレア属の種子は採取後すぐに蒔く「採り蒔き」のものほど発芽率が高く、時間が経つほど発芽が減ることが知られています。
もしお好みであれば、種を蒔いて、実生をしてみるのもおもしろいと思います。
今回私も紫雲丸の種を蒔いてみましたが、なかなか発芽率もよく、見ていてたのしいです。
芽の段階からすでに紫色なんですよね。
かわいい。

ただし、趣味の者の間では「フライレア地獄」という言葉があるように、フライレアは毎年多数の花をつけ、そのほとんどが自家受粉で結実し、大量の種が高確率で発芽、育苗場で一大勢力を築く…というなかなかすごいやつでもあります…
ちなみに紫雲丸は早熟サボテンとしても知られる地獄のスーパースターでもあるので、早ければ播種から1年で花をつけます。
花をつけたら結実します。
結実したら発芽します。
まさにパーティーの始まりだぜ…って感じです。
アイヤー。
なので、もし手に余るようであれば、種ください。(おねだり)
でもほんとに紫の芽がかわいいので、蒔いてみるものおすすめです。
紫雲丸、ほんとうにかわいいです。
黒い刺もいいよね。

そんな感じで、紫雲丸は非常にたくさんの花をつけ、種を作るわけなんですが、基本的に植物にとって「花をつける」「種をつける」というのは大きな負担である、という側面もあります。
要は、あんまり無駄に実をつけさせていると、ちょっと弱ります。
もしひとしきり花も愛でたな、実も愛でたな、という年は、後半、実を摘んでやるのもいいかもしれません。
でもほんと、紫雲丸いいですよね!!!
ありがとうございました!

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手づくり市の参加予定
・11月2日:梅小路手づくり市
・11月3日:北山クラフトマーケット(ブース番号34)