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一番東、帝玉について語る。

まあ、ご存じの向きもあるかと思いますが、実は私、帝玉のたぐいが非常に好きでして。
これを見ていると、「大きいことはよいことだ」という気持ちがよくわかります。
でっかい。見やすい。頼もしい。



Pleiospilos '紫帝玉'

帝玉はリトープスと違って、新葉は1年に1対、と決まっているわけではないようで、酷暑と厳冬以外は成長している気がします。
なんていうか「芯は動き続けている」っていう感じ。
感覚として、根から得る水分よりも、葉で光合成して得るエネルギーにより大きく依存しているんじゃないかな。
だから光が足りないと死ぬんじゃない?
以前、枯らしてしまった株は、春に開花した後、突然「ここまで」と電池が切れるみたいに死にました。
最初に買った株は「帝玉弱い説」に怯えていたため、ハオルチアのところに置いてたんですよね。
いろいろ原因を検討してみたんですが、結論としては「光量不足」じゃないのかと。
その時、種を取るつもりで二株購入していて、枯死した一株の相棒だったのが、下の画像の個体です。
 


1つ前の記事で花の画像を載せていたのがこの株です。
うちに来てから3、4年くらいは経ってるのかな。
相棒が枯死してから、慌てて、リトープスの置き場に移しました。
以来、特に焼けなどの故障もなく、順調。
同じ鉢に帝玉も植えていますが、どちらが強い、弱い、という印象もないです。
やはりこいつは本来相当ふてぶてしい植物なのではないか。
何食わぬ顔で大きくなっていくのがおもしろいです。
むにゅうううう ってなってる むにゅううううううって

ちなみにこの画像を出したのは、先日「帝玉はどうやって殖えるのか?」という質問をもらいまして。
こんな風に出るんだよ、という。
「帝玉は株分けできないのか?」ということだったんですが、うーーーーん、なんかちょっといやな配置じゃない?
たぶん刃は入るし、不可能、ではないと思うんですが、こう、やな配置じゃん???
というより帝玉の根の貧弱さを考えたら、無理な気がする…んですが、逆に根が貧弱であるがゆえに根への依存が少ないんだとしたら、腐りさえ避けられれば可能なんかな…



別角度から見るとこんな感じ。
これは…ヤクイぜ!

リトープスやコノフィツムみたいに各枝が明確に分離してないんですよね。
その分もちもち感が増してかわいいんですが。
大きい分だけ、切断した時の傷も大きくなっちゃう気がします。
不可能ではないと思うんですが…、というのが私の見解です。
この むきゅううう っていう出方がかわいいんですよね…
見てて飽きないです。



ちょっとピンぼけですが、鉢の縁にある小さい粒も紫帝玉です。
去年結実した種がいつのまにか飛んでいたらしく、勝手生えで出ていました。
これで気付いてから半年くらいかなあ。
たぶん、去年の秋に発芽したんだと思います。
今は雑炊にした時の米粒くらい。
こんな小さいのにちゃんと紫やねんなー。
大きくなれよ。



育苗箱の様子。
植え替えろよ、って感じですが、やー、なんかこの混沌ぷりがときめくんですよね…
右上から時計回りに「紅の鶴」「ペンタドルム」「都おどり」「ピンクプリティ」「トップシータービー」ですかね。
あまり見かけないんですが、真ん中の Pachyphytum '都おどり' が好きです。
地元贔屓のせいもあるんですが、他のパキフィツムとは違う雰囲気があってお気に入りです。
そういえば祇園甲部の「都をどり」も始まっていますね。
あの「ヨイヤー、サー」の幕開けの音頭は何度聞いても胸が高鳴ります。
都をどりはァ ヨイヤーァ サーア



そして、おいでよダルマ秀麗の森。
気が付いたらえらいことに。
なんてこったい。

春の「をどり」は各花街、色合いが違うので、四花街制覇するのもおすすめです。
祇園甲部の「都をどり」以外は、舞台の最後に芸舞妓さんが手ぬぐいを投げてくれるので、前の方の席だとたのしいかも。
うちはいっつも二階席とかなんで、残念ながら、あのきれいに括られた手ぬぐいがどんな柄なのか知りません。
名前入りなんかな?
それともお茶席の団子皿みたいにおそろいの色違いなんかな?
一度は手ぬぐいの届く席で見てみたいものです。
それまでシュッとした顔で演目が進んでいたのが、芸舞妓さんが手ぬぐいを取り出すやいなや、一転、会場に節分のような盛り上がりが生まれるのがたのしい。
ハレの日、って感じがする。
いやー、「をどり」はいいですよ。
ぜひ季節に御上洛の際はおいでください。
あたしゃ五色の散り椿〜〜〜


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次回手づくり市の参加予定:4月15日「百万遍の手づくり市」